妊娠中からずっと読みたかった古市憲寿さんの《保育園義務教育化》を読みました。
現在私は育休中ですが、仕事復帰してもワンオペ育児は続くわけで、ますます大変になることは目に見えています。
とにかく不安しかないし、生まれてきたわが子は本当に可愛いし、預けずに自分で育てたいな…
そんな思いばかりが募る毎日です。
この本読んだら保活やる気になるかしら…
と思って読んでみたのですが、
そういう本ではありませんでした。笑
ですが、とても素敵な本でした!!
日本の労働力不足と未曾有の少子化対策のため、保育園の義務教育化で保育園拡充、待機児童解消、乳幼児期の早期教育を進めて、日本の子ども達の総レベルを上げよう…
ざっっっっくり言うとこんな内容でした。
決して専業主婦や、子育て専念を否定するわけではなく、義務教育といっても週に1日、数時間預けるようなとっても柔軟な仕組みを提案されています。
早期教育が重視されるようになって、世界的に見ても、義務教育の年齢って下がってきてるんですね。
まぁ日本も保育園に行かず、自宅で育った子もほとんどが3歳頃から幼稚園に通っているのでしょうが…。
でも今は保育園、幼稚園によって教育面は本当にそれぞれ違いますもんね。
義務教育になってカリキュラム的なものが出来たら、早期教育としてとても発達しそう。
あと面白かったのが、今の認可保育所の基準ってすごく厳しくて、例えば建物は2階以下じゃないといけないそうです。
そんな建物、都心でなかなか作れないですよね。
古市さんはそういう基準を緩めて、ビルの中でも認可保育所を作って、待機児童減らすことも書いてます。
なるほどなーと思いました。
だって、そもそも高層マンションに住んでる子もたくさんいるし、お庭のない家に住んでる子もいるし、別に保育園だからって庭つき、二階建てじゃないといけないこともないですよね。
広い園庭があったら良いなと思うし、ビルの中にあるのもイマイチぴんと来ない人もいるかもしれないけど、今の日本の待機児童問題を解消出来るなら小さなことです。
高層ビル内の保育所でも預けたい人、たくさんいると思います。
そしてもう一つ、読んで頂きたいポイントが。
古市さんが、とにかく『お母さん』を褒めてくれるっ!心配してくれる!労ってくれる!
もう、これだけで読む価値あります。
『子どものため』っていう言葉でお母さんを追い詰めてるのかも…とか
授乳で乳首が切れて痛い…なんてことまで書いてくれて笑
ご自身はお子さんもいないのにここまで書けるってすごいですね。
とにかく褒めてくれるので、ワンオペぼろぼろの身が癒されました。(笑)
いろんな人に読んでほしい。
読みやすいのに、読み応えのある一冊でした。
政治家さん、読んでください。
実現できそうですし、実現させなきゃいけないことがたくさん書いてありますよ!
コメント