「学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て」を読んで

ベビーパークですすめられたこともあり、「
学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て」を読んでみました。

率直な感想は、

「日本では難しいな…」

ということ。

ハーディング家では「ホームスクーリング」といって、小学校から学校へは通わず、自宅で勉強をしているようです。

ホームスクーリングを選んだのには宗教や生徒同士の環境の悪い無駄な時間を省くことなどが理由としてあげられており、これによって自身のペースで効率よく学べるために幼くして大学入学したことが書かれています。

なるほど…と思いながら読むものの、日本ではホームスクーリングどころか飛び級も認められていませんよね。

昔、仲の良い頭の良い友人が、「学校で習う内容なんて簡単過ぎて毎日授業の時間が暇過ぎて苦痛だった。」と言っていましたが…

理解が早い子にとっては繰り返される説明、長い解答時間、分かりきった答えを延々と書かされる宿題…うんざりするかもしれません。

(超極端なことを言えば、アラサーの自分がいま小学生の授業を受けたらつまらないですね。)

また、いま2歳の娘を家で見ていて思うのは、子どもは自分にとって少し難しいレベルのことにチャレンジするのが一番楽しいということ。

いつまでも赤ちゃんのときのガラガラを握って振って喜んでいる子はいないですよね。

一人で階段を登れるようになったり、自分で靴を履けるようになったり、そんなときが一番、子どもの目が輝いています。

でも小学校に入ったら、日本では皆一緒の画一的な授業を受けなければなりません。

字が書ける子にとっては字の書きとりなんて楽しくないですよね。

こうして子どもの目の輝きが消えていってしまうのかもしれないな…と本書を読んで思いました。

☆目標を持つこと

ハーディング家の子どもたちのもう一つのすごいところは、「幼くして自分の進路を決めていること」だと思いました。

彼らは12歳でただ大学に入学する試験に受かっただけでなく、その時には建築家だったり医者だったり、自身の目標を定めて、その目標なために大学を選び入学出来ているのです。

自分が12歳のとき、何を考えていたかしら…と思うとビックリです。

部活のこととか、友達とのいざこざとか、そんなことばかりに振り回されていた学生時代だったように思います。

子どもがやりたいことを見つけられるように、いろんな世界を見せてあげること、また、やりたいと言ったことを全力でサポートしてあげることが大事だなと感じました。

例えば「宇宙飛行士になりたい!」と言い出したら、「そっか、なれるといいね!(君にはなれないよ…)」ではなく、「じゃあ、宇宙飛行士になるためにはどんな勉強が必要で、どんな体力をつけなくてはならないか調べてみよう!」と具体的に一緒に行動すること。

勝手に子どもの未来を親が決めてはならないですよね。

実践することは難しいものの、子育てにおいて参考になることが盛りだくさんの一冊でした。

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